ローズウッド

バラに似た落ち着いた香りの精油

バラに似た香りを放つことから、その名がつけられたローズウッド。別名の「ボアドローズ」もフランス語で同じく「バラの木」を意味しますが、バラとはまったく異なる植物です。そのやさしい香りが、落ち込んだときや、精神的に疲れてしまったときに気持ちを明るくさせ、元気づけてくれる精油です。香水や化粧品の原料としての歴史は長いものの、アロマテラピーに使われるようになったのは比較的最近のことです。香りのよい心材は家具や日用雑貨などにも用いられます。ストレスを緩和し、心身のバランスを整えたり、スキンケアにも効果を発揮します。

ローズウッド写真1ローズウッド写真2ローズウッド精油写真

ローズウッドのデータ

学 名
Aniba rosaeodora
英 名
Rosewood
科 名
クスノキ科
抽出部分
木部
抽出方法
水蒸気蒸留法
主産地
ブラジル、ペルー、ギアナ
主成分
ゲラ二オール、リナロール、ネロール、テルピネオール
香りのタイプ
樹木系
香りの特徴
フローラル調の甘くスパイシーな香り
ノート
ベース
使用上の注意
適切に希釈すれば、妊産婦や子供への使用も可能。

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ローズウッドの効果・効能

主な作用

強壮作用、抗うつ作用、催淫作用、殺菌作用、殺虫作用、刺激作用、涌毒作用、頭脳明晰作用、鎮痛作用、デオドラント作用

心への作用

中枢神経に働きかけ、心身のバランスをとる作用があります。精神的に疲れてしまったときや、落ち込んでしまったときにおすすめです。活性化する作用と鎮静する作用の両方があり、不安や緊張などの負の感情をやわらげて、心に安らぎと元気を与える効果があります。

不眠・うつ・精神疲労・ストレス・リラックス・時差ボケ

身体の作用

抗ウイルス作用があり、免疫力を高める効果が期待できます。殺菌・消毒作用もあるので、のどの炎症を鎮めるなど、風邪の症状緩和にも有効です。鎮痛作用もあり、特に神経性の頭痛や偏頭痛の緩和に優れた効果を発揮します。

せき ・気管支炎・便秘・頭痛、偏頭痛

肌への働き

肌タイプを選ばず、幅広くスキンケアに使用できる精油です。皮膚をやわらかくしたり、細胞の成長を促進したりする効果があり、しみやしわを改善して、弾力と潤いのある肌へと導きます。傷を早くきれいに治すことができるので、アトピー性皮膚炎やにきび、湿しんの症状緩和にも効果的です。

シワ・創傷・皮膚炎・乾燥肌・敏感肌

おすすめの利用法

芳香浴、入浴、トリートメント、ヘアケア、スキンケア

相性のよい精油

同じフローラル系の甘さを含んだ香りと相性がよく、ゼラニウムやローズと組み合わせると心を落ち着かせる効果が高まります。タイム・リナロールなどのハーブ系とも相性がよいです。免疫力を高めるフランキンセンスとのブレンドもおすすめです。スキンケアにはイランイランをブレンドしましょう。

特に合う精油

ローズマリー、タイム、コリアンダー

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