美しいエジプトの女王クレオパトラが愛した花として知られるバラ。この精油は、そんなバラ本来の香りが楽しめます。「香りの女王」と呼ばれるとおり、この精油は美容や健康、そして精神面においても、もっとも女性的な領域においてその力を発揮しますもとくに精神面での作用にすぐれ、情緒が不安定になっているときや、自分に自信がもてなくなっているときに用いると、心を落ち着けて安らぎを与えてくれます。
また、女性ホルモンのバランスを調整して女性特有の症状をやわらげる働きもあります。ローズオットーの精油とは抽出方法が違うため、熟に弱い成分も消えずに含まれています。また、ローズオットーと比べると採油量が多いため、価格も少し安くなります。ローズオットーとほぼ同じ作用を持ちますが、催淫作用や抗菌作用を期待して使用する場合は、この精油の方が高い効果を得られるようです。

鎮静作用と気分を高揚させる作用の両方があり、傷ついた心を慰めて、失った自信を取り戻します。なにか大きなショックを受けたとき、それを乗り越えたいと思っているときにおすすめです。特に失恋したときなど、愛情面で傷ついた心を癒してくれます。また、水蒸気蒸留法で抽出されたローズオットーよりも甘く濃厚な香りには、より優れた催淫作用があるといわれています。

脳下垂体や視床下部に刺激を与えるといわれており、ホルモンバランスを整える効果が期待できます。月経不順や月経痛、更年期障害など、女性特有の悩みを解消するのに効果的です。

毛細血管を収縮する働きがあり、肌を強くする効果が期待できます。しみやしわを防いだり、肌を引き締めたりするのに有効ですが、肌のケアには水蒸気蒸留法で抽出されたローズオットーのほうが向いています。

心地よい甘さを加えて、やわらかさと繊細さのある香りを作ることができます。パチュリやサンダルウッドなどのオリエンタルな香りとよく合います。心をやさしく癒すには、カモミール・ローマンやラベンダーとの組み合わせがおすすめです。ベルガモットなどの柑橘系の香りともよく合います。

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