マンダリン

フレッシュな香りで心身バランスを整えてくれる精油

マンダリンの名前はその昔、マンダリンと呼ばれる中国の高級官僚たちが、主君にこの果実を捧げたことに由来します。精油にはレッドマンダリングリーンマンダリンなどがあり、いずれも親しみやすい穏やかな香りです。柑橘類の精油特有の光毒性もきわめて低く、子どもやお年寄りにも安心して使える精油です。フルーティな香りは、食欲を刺激し、消化を促す作用があるほか、気分をリフレッシュして明るくしてくれるため、精神的な原因による食欲不振に役立ちます。香水のほか、リキュールやお菓子などの食品の香りづけとして、非常に人気があります。また、この果皮を乾燥したものを「陳皮」といい、漢方薬や料理の香りづけに利用されます。

マンダリン写真1マンダリン写真2マンダリン精油写真

マンダリンのデータ

学 名
Citrus reticulata
英 名
Mandarin
科 名
ミカン科
抽出部分
果皮
抽出方法
圧搾法
主産地
スペイン、イタリア、中国、アルゼンチン
主成分
リモネン、シトラール、シトロネロール、γ-ピネンセン・ミルセン
香りのタイプ
柑橘系
香りの特徴
オレンジに似た甘くデリケートな香り
ノート
トップ
使用上の注意
皮膚を刺激することがあるので高濃度での使用は避ける。光毒性は弱いが、肌につけたあとは日光や紫外線に当たらないこと。

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マンダリンの効果・効能

主な作用

強壮作用、催乳抑制作用、細胞成長、促進作用、消化促進作用、鎮けい作用、鎮痛作用、皮膚軟化作用

心への作用

中枢神経を調整し、交感神経を鎮静する作用があるといわれており、精神疲労をやわらげて、落ち込んだ心を明るく元気にする効果があります。リラックスすることができるため、イライラしたり不安を抱えていたりして、なかなか寝つけないときにもおすすめです。

リフレッシュ・不眠・うつ

身体の作用

ストレス性の胃炎や胃かいよう、消化不良などに効果を発揮します。消化促進作用によって食欲を刺激することができるので、強いストレスで食欲を失っているときにもおすすめです。作用が穏やかなので、比較的安心して使えます。

肝臓や胆のうの強壮・便秘・消化不良・食欲不振・胃などのけいれんを抑える・PMS

肌への働き

皮膚をやわらかくしたり、細胞の成長を促進したりする働きがあります。しわやにきびをなくして肌をなめらかに整えたり、妊娠線を予防するのに有効です。セルライトの予防や解消にも、優れた効果を発揮します。

肌細胞の再生を促す・肌を柔らかく滑らかにする・妊娠線の予防と改善・脂性肌

おすすめの利用法

芳香浴、入浴、トリートメント、ヘアケア、スキンケア

相性のよい精油

妊娠緑の予防・解消にはネロリとのブレンドがあすすめです。精神安定には、ネロリと同じ植物の葉から採れる精油であるプチグレインと組み合わせると相乗効果が得られます。ゼラニウム、イランイラン、ベンゾインともよく合います。

特に合う精油

エレミ、パイン、メリッサ

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