クローブ

感染症に効くスパイシーな香りが特徴の精油

クローブはインドネシアを原産とする常緑樹で、精油は花のつぼみから抽出します。染みとおるような刺激的な香りが、心身ともに活性化して気力を高めてくれる精油です。主要成分のオイゲノールには、強い抗菌、抗ウイルス作用とともにすぐれた鎮痛効果や防虫作用があるため、風邪の予防や痛み止め、防虫・防カビなど、さまざまな用途に使える便利な香りとなっています。古代からさまざまな薬効で知られ、ギリシャ人、ローマ人、中国人など多くの国々で珍重されてきました。ペストなどの伝染病の予防や皮膚病、消化器系の疾患にも効果を発揮しました。練り歯磨きなどの香料や虫除けにも利用されています。

クローブ写真1クローブ写真1クローブ精油写真

クローブのデータ

学 名
Eugenia caryohyllata
英 名
Clove
科 名
フトモモ科
抽出部分
花蕾
抽出方法
水蒸気蒸留法
主産地
マダガスカル、インにスリランカ、インドネシア、ブラジル
主成分
オイゲノール、β-カリオフィレン、フルフロール
香りのタイプ
スパイス系
香りの特徴
クローブ特有のスパイシーで強い香り
ノート
ベース
使用上の注意
非常に強力な精油なので、濃度に注意すること。妊娠中の使用を避ける。

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クローブの効果・効能

主な作用

健胃作用、抗神経痛作用、催淫作用、殺菌作用、殺虫作用、子宮強壮作用、刺激作用、食欲増進作用、鎮けい作用、鎮痛作用、腐食作用、分娩促進作用

心への作用

刺激効果などにより、萎えた心に活を入れ、抑うつ的な気分を高揚させます。

うつ・気分を高揚させる・記憶力の強化

身体の作用

鎮痛効果により、歯痛や頭痛、関節炎などの痛みをやわらげます。とくに局所的な痛みに効果的です。

腸の張り、腸内ガスの排泄・下痢・消化不良・消化不良・呼吸器系の感染症全般・歯痛・関節炎、リウマチ・性欲を高める・インポテンツ、冷感症

肌への働き

抗菌、消毒作用などにより、ニキビや吹き出物を改善します。

皮膚の感染症、ただれ・二キビ

おすすめの利用法

芳香浴、防虫

相性のよい精油

樹木系、樹脂系

特に合う精油

シナモン、オレンジ・スイート、ローズ

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