アロマ精油の鎮静作用、精神安定作用が不眠を解消
寝付きが悪い、眠りが浅くて熟睡できない、夜中に目が覚めてその後眠れない、夜が明ける前に目覚めてしまうなど、不眠の悩みにはいろいろなタイプがあります。
不眠の多くは、ストレスや不規則な生活などが原因で起こります。また、うつ病や自律神経失調症などの病気がもたらす不眠もあります。いずれにせよ、睡眠は脳や体の疲れを回復し、明日への活力を養うために必要不可欠なものです。不眠を治療する場合、睡眠導入剤や精神安定剤などを処方することが多いようです。現在の睡眠薬は非常に安全だとはいうものの、薬の長期使用に不安を感じる人もいるでしょう。そんな人には、アロマテラピーがおすすめです。ぬるめのアロマバスにゆっくり浸かったり、キャンドルの明かりで空間を演出したりして、リラックスすることを心がけましょう。神経の興奮状態を鎮め、眠りを誘うような効果のある精油を使った、寝室での芳香浴も効果的です。
ハーブ系 |
カモミール、クラリセージ、ゲットウ、スイート・マージョラム、バジル、ヤロウ、ラベンダー
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柑橘系 |
タンジェリン、マンダリン
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フローラル系 |
イランイラン、ネロリ、ローズ
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エキゾチック系 |
サンダルウッド
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樹脂系 |
ベンゾイン
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樹木系 |
プチグレン、ローズウッド
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アロマバス
●カモミール・ローマン⇒2滴
●マンダリン⇒2滴
●クラリセージ⇒1滴
ぬるめのお湯で身体を温める
就寝前はぬるめのお湯で、身体をゆっくり温めましょう。半身浴もおすすめです。カモミール・ローマンやクラリセージは神経の緊張を和らげ、マンダリンは疲れを癒してくれる効果があります。
マッサージ
●ベースオイル⇒30ml
●カモミール・ローマン⇒3滴
●ローズ⇒2滴
●メリッサ(レモンパーム)⇒1滴
就寝前に筋肉の緊張をほぐす
マッサージは慢性的な不眠に非常に効果的です。首から肩にかけてゆっくり揉みほぐし、血行をよくしましょう。時間のないときは指先や足先などの末端部分のマッサージだけでも効果的です。