ベルガモット

デリケートな柑橘の香りが特徴の精油

紅茶のアールグレイの香りづけに使われる香り高いベルガモットは、落ち込んだ気分をなんとかしたいときに、まずためしたい精油です。そのやさしい香りはブルーな気持ちに元気を与え、ゆったりとした安らぎを感じさせてくれるので、不眠にも効果があります。ベルガモットは、コロンブスがカナリア諸島で発見し、スペインとイタリアに広めたといわれています。イタリアの民間療法では長い間、熱冷ましなどに用いられてきました。柑橘類の中でも特に甘い香りで、フローラルなトーンが特徴です。香水や化粧品などの天然の香料としてもよく用いられます。

ベルガモット写真1ベルガモット写真2ベルガモット精油写真

ベルガモットのデータ

学 名
Citrus bergamia
英 名
Bergamot
科 名
ミカン科
抽出部分
果皮
抽出方法
圧搾法
主産地
イタリア、モロッコ、チュニジア
主成分
酢酸リナロル、リナロール、リモネン、ネロール、ベルガプテン
香りのタイプ
柑橘系
香りの特徴
甘くフレッシュな香り
ノート
トップ
使用上の注意
光毒性が特に強いので、皮膚につけた場合は、日光や紫外線を12時間は避けること。高濃度での使用は肌を刺激することがある。

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ベルガモットの効果・効能

主な作用

強心作用、強壮作用、去たん作用、駆風作用、抗うつ作用、殺虫作用、消化促進作用、消毒作用、鎮静作用、鎮痛作用、デオドラント作用、感傷作用

心への作用

鎮静作用と気分を高揚させる作用をあわせ持っているので、怒りや不安、ストレスなどの負の感情を取り去って、心を癒す効果があります。心をほぐしてゆったりとした気持ちへ導いてくれるので、感情を抑えて頑張りすぎているときにもおすすめです。

リフレッシュ・うつ

身体の作用

消化促進作用、駆風作用、鎮痙作用などがあり、下痢や便秘を含め、消化器系の多くの不調を磋和します。特に、神経性の胃腸のトラブルに優れた効果を発揮。食欲を調整する働きもあるので、ストレスによる食欲不振や食べ過ぎを解消するのにも効果的です。

呼吸器系の強壮・気管支炎・喉頭炎、咽頭炎、口内炎、扁桃炎・腸の張り・仙痛・消化不良・子宮の強壮

肌への働き

消毒作用があるので、にきびや吹き出物、湿しんなどの肌トラブルを改善します。中でもストレス性の肌トラブルに、抜群の効果を発揮します。頭皮が脂っぼく、フケが目立つときにもおすすめです。

湿疹・ニキビ・かゆみ・ヘルペス・虫除け・脂性肌

おすすめの利用法

芳香浴、入浴、トリートメント、ヘアケア、スキンケア

相性のよい精油

頑張り過ぎてしまう人には、リラックス効果を高めるラベンダーやゼラニウム、クラリセージとのブレンドがおすすめです。にきびや湿しんなどの肌トラブルにはカモミール・ローマンとブレンドしましょう。また柑橘系のほかの香りともなじみがよく、リフレッシュ効果が高まります。

特に合う精油

カモミール・ローマン、ローズマリー、クラリセージ

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