ローズマリー

元気を取り戻す若返りの精油

海岸近くに生育し、小さな青色の花をつけることから、ラテン語で「海のしずく」という意味の学名(Rosmarinus)いうローズマリー。その精油は、ユーカリによく似た清涼感のある刺激的な香りをもち、心身を目覚めさせ、記憶力を高めてくれるといわれています。中世ヨーロッパのハンガリー王妃エリザベートが高齢で手足が痛む病気になり、痛み止めに使ったところ、病気がよくなっただけでなく、みるみる若返って、隣国の王子からプロポーズされたという伝説があります。現在でも、しみを予防して肌の張りを保つ効果がある精油として利用されています。

ローズマリー写真1ローズマリー写真2ローズマリー精油写真

ローズマリーのデータ

学 名
Rosmarinus officinalis
英 名
Rosemary
科 名
シソ科
抽出部分
抽出方法
水蒸気蒸留法
主産地
フランス、スペイン、チュニジア
主成分
α-ピネン、カンファー、1.8-ネオール、カンフェン
香りのタイプ
ハーブ系
香りの特徴
ハーブ調の清涼感のある香り
ノート
ミドル
使用上の注意
高濃度での使用は皮膚刺激があるので注意を。妊娠中の人や高血圧症の人、てんかんの人、子供への使用は避ける。

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ローズマリーの効果・効能

主な作用

強壮作用、血圧上昇作用、抗うつ作用、刺激作用、収れん作用、消化促進作用、頭脳明晰作用、鎮痛作用、通経作用、発汗作用、利尿作用

心への作用

自律神経の働きを整え、心のバランスを取り戻す効果があります。イライラしたり不安になったりして、意識を集中できないときや、自信や目的を見失ってしまい、意欲がわかないときに。精神疲労を癒し、明るさや前向きな気持ちを呼び起こします。

頭をすっきり明快にする・ストレス

身体の作用

ベルベノンという成分を含んでおり、胆汁を分泌する作用や脂肪を溶解する作用、代謝を促進する作用に優れており、肝機能を強壮するほか、肥満や糖尿病、動脈硬化、高コレステロールなどを予防する効果があります。うっ滞除去作用もあるので、冷え性やむくみの改善にも有効です。

血圧を上げる・血行不良・身体を温める・静脈癒・めまい・尿の出をよくする・膀胱炎・頭痛・筋肉痛、リウマチ、関節炎・月経痛・無月経、月経不順・生理を起こさせる

肌への働き

皮膚組織を活性化し、代謝を促進する作用があるので、肌にハリを取り戻したり、しわを予防・解消したりするのに効果があります。にきびやあかぎれなどの症状緩和にも有効です。脂性肌を改善するので、フケや脱毛の予防にも有効です。

肌を引き締める・発汗をよくする・脂性肌

おすすめの利用法

芳香浴、入浴、トリートメント、ヘアケア、スキンケア

相性のよい精油

肝臓を保護するので、肝毒性のあるフェノール類が多い精油と組み合わせるとよいでしょう。サイプレスと合わせれば、集中力を高める効果があります。ユーカリやティートリー、フランキンセンス、ゼラニウムのほか、柑橘系ともよく合います。

特に合う精油

レモン、ユーカリ、ティートリー

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