クラリセージ

婦人科系のトラブルを緩和する精油

南フランスが原産のクラリセージは、標高1000mほどの乾燥した土地で、初夏に花をつけるハーブです。クラリセージの名は「清浄な」を意味するラテン語の"Clarus(クラルス)"からきています。かっては種子を煎じたものが、眼の洗浄に使われていました。ナッツのような甘さをほのかに感じる、深みのある香りが特徴。気持ちを高揚させ、幸福感や陶酔感をもたらします。また、女性ホルモンに似た働きをする成分が含まれており、ホルモンバランスを整えて、PMS(月経前症候群)更年期障害など、女性特有の症状をやわらげます。

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クラリセージのデータ

学 名
Salvia sclarea
英 名
Clary sage
科 名
シソ科
抽出部分
葉と花の咲いた先端部分
抽出方法
水蒸気蒸留法
主産地
フランス、モロッコ、イギリス、イタリア、ロシア
主成分
酢酸リナリル、リナロール、スラレオール
香りのタイプ
ハーブ系
香りの特徴
甘いナッツ系の香り
ノート
トップ~ミドル
使用上の注意
幸の運転など集中力を要するときは使用を避ける。使用前後の飲酒は酔いが増長されることもあるので注意が必要。妊娠中やホルモン治療中は使用禁止。

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クラリセージの効果・効能

主な作用

強壮作用、血圧降下作用、抗うつ作用、子宮強壮作用、消化促進作用、鎮けい作用、鎮静作用、鎮痛作用、通経作用、デオドラント作用、ホルモン様作用

心への作用

鎮静作用と精神を高揚させる作用があるので、ヒステリーやパニックなどを鎮めるとともに、幸福感を与えてくれます。不安やストレスをほぐし、落ち込んだ気分を癒してくれる効果もあるので、睡眠導入にもおすすめです。

うつ、マタニティブルー・不眠・ストレス・リラックス

身体の作用

血圧降下作用や鎮痛作用があるので、高血圧や、肩こり、筋肉痛、頭痛の緩和に役立ちます。また、女性ホルモンのエストロゲンと似た作用がある成分を含み、通経作用があります。更年期障害やPMS、月経不順などの症状をやわらげるのに有効です。妊娠中は禁忌の精油ですが、出産時に用いれば、分娩を促進し、痛みをやわらげる効果があるといわれています。

血圧を下げる・静脈癌・せき、のどの痛み・ぜんそく・筋肉痛、肩こり・神経痛・関節炎・月経痛・月経不順、PMS・更年期障害・性欲を高める

肌への働き

皮脂バランスを調整する作用があるので、過剰な皮脂やフケを抑えるのに効果を発揮します。また、髪の成長を促進する効果もあります。

老化防止・フケ、脂性の髪

おすすめの利用法

芳香浴、入浴、トリートメント、ヘアケア、スキンケア

相性のよい精油

女性特有の不調には、同じくホルモンバランスを整える効果のあるゼラニウムと合わせるとよいでしょう。リラックス効果を高めるには、ラベンダー、サイプレス、ベチバー、フランキンセンスなどがおすすめです。柑橘系との相性もよいです。

特に合う精油

サイプレス、ラベンダー

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