アロマ精油の香りの分類と相性

アロマ精油は抽出部位や香りの特徴によって、大きくハーブ系、柑橘系、フローラル系、エキゾチック系、樹木系、スパイス系、樹脂系の7系統に分類されます。香りの相性については、精油の香りを嗅いだときに感じることが個人個人で違うように、ブレンドの相性も基本的には個人の好みによってそれぞれです。ただ、一般的に、同じ系統の香りは相性がよいといわれ、香りが調和しやすくなります。また、系統の異なる精油でも、ハーブ系と樹木系など、隣り合う系統同士は相性がよいといわれています。

アロマ精油香りの相性図解

香りの分類と特徴

ハーブ系
ハーブの花や葉から精油を抽出されます。すっきりとした香りで、ハーブや薬草をイメージさせます。気持ちがやわらいだり、元気になれる作用があるほか、呼吸器系に作用するものも多数あります。
柑橘系
柑橘系の果物や、それに似た香りのハーブから抽出されます。さわやかな甘い香りで、使いやすい精油です。前向きな気分にさせてくれる作用があり、リフレッシュ効果が高いのが特徴です。
フローラル系
主に花から抽出しているため、採取できる量が少なく、高価なものが多いのが特徴です。甘くて華やかな香りで、昔から女性に好まれて使用されてきました。
エキゾチック系
異国情緒が漂う、エキゾチックな香りが特徴的です。個性的な香りが多いので、ブレンドして使うとバランスのとれた印象になります。抗うつ作用や鎮静作用が強いのも特徴の一つです。
樹脂系
香木の樹脂から抽出されます。心が癒される香りです。粘度が高くて保湿効果が高いので、クリームによく使用されます。風邪や皮膚病などにも効果的です。
スパイス系
料理のスパイスとしておなじみの香辛料から抽出されます。体を温めたり、元気を取り戻してくれます。刺激が強いものが多いので、使用するときは注意しましょう。
樹木系
樹木の樹皮や根、葉などから抽出されます。森の中にいるようなすっきりとしたさわやかな香りが多く、ストレスを解消する作用があり、リラックスしたいときにおすすめの精油です。

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アロマ精油の香りの揮発速度(ノート)

アロマ精油の香りの揮発速度(ノート)図解

トップノート

もっとも揮発性が高く、最初に広がる香り。10~30分ほどで香りは消えてしまいますが、最初に香るので、力強いインパクトを与えます。

ミドルノート

香りの持続時間は30分~2時間程度です。トップノートの香りが消えたころに広がってきます。ミドルノートの精油をブレンドすると、香りが安定します。

ベースノート

もっとも揮発速度が遅く 2間~半日ほど香りが持続します。ブレンドした全体香りの持続性も高めるため、保留剤として入れるとよいでしょう。

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