バジル

神経の強壮や頭痛、偏頭痛に効果的な精油

バジルの精油は、スパイシーでクリアな香りが、集中力をアップさせることで知られています。バジルの名前は、ギリシャ語の「王」を意味する"Basileus(バジリウス)"由来し、「ハーブの王」とも呼ばれています。中国では古くから漢方薬として用いられており、インドのアーユルヴェーダ医学でも古くからさまざまな用途で利用されてきました。日本には江戸時代に漢方薬として伝えられ(和名はメボウキ)、種を水に浸して日のゴミを取るのに利用していました。神経の強壮や、頭痛、偏頭痛に特に効果を発揮します。

バジル写真1バジル写真2バジル精油写真3

バジルのデータ

学 名
Ocimum basilicum
英 名
Basil
科 名
シソ科
抽出部分
葉と花の咲いた先端部分
抽出方法
水蒸気蒸留法
主産地
エジプト、モロッコ、フランス、マダガスカル
主成分
リナロール、エストラゴール、メチルチャビコール
香りのタイプ
ハーブ系
香りの特徴
すっきりとしたスパイシーな香り
ノート
トップ
使用上の注意
妊娠中の使用を避ける。皮膚を刺激することがあるので濃度に注意すること。

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バジルの効果・効能

主な作用

強壮作用、去たん作用、健胃作用、健康回復作用、杭うつ作用、殺虫作用、刺激作用、消化促進作用、鎮けい作用、鎮痛作用、通経作用、発汗作用

心への作用

下垂体や副腎を刺激し、自律神経を調整する作用があります。抗うつ作用や強壮作用もあるので、ストレスや不安で疲れた心を癒すのに有効です。スパイシーな香りにはリフレッシュ効果があり、感覚をクリアにするので集中力が高まります。多忙な毎日のサポートにおすすめです。

不安、うつ・神経衰弱・不眠症

身体の作用

強い鎮けい作用と消化促進作用があります。加えて鎮痛作用もあるので、ストレス性の胃痙攣や頭痛の解消に効果を発揮します。食欲不振の改善にも有効です。軽い通経作用があり、月経不順や少量月経を改善し、月経痛をやわらげるのにも役立ちます。

風邪、感染症・気管支炎・頭痛、偏頭痛・消化不良・腹部の膨張感・痛風、リウマチ・鼻炎・少量月経

肌への働き

殺菌消毒作用があるので、にきびなどの炎症を鎮めるのに効果を発揮し、虫刺され後のケアにも有効です。またこの精油は、虫がいやがる香り成分1.8シネオールを含んでいるので、虫よけとしても役立ちます。

虫刺され、虫除け・ニキビ

おすすめの利用法

芳香浴、入浴、トリートメント、ヘアケア、スキンケア

相性のよい精油

香りが強いので、ブレンドの際は少なめに使用するとよい。月経痛の緩和には、クラリセージやゼラニウムがおすすめです。集中力を高めたいときには、ローズマリーと組み合わせると相乗効果が期待できます。レモンやネロリなどの柑橘系とも相性がよいです。

特に合う精油

レモン、ぺーパーミント、レモンバーベナ

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