ブラックペッパー

心身に活力を与えるスパイシーな香りの精油

ブラックペッパーはコショウ独特の刺激的な香りが心と身体を温めて、全身の活力を高めてくれる精油です。血行をよくして筋肉のコリをとり、スポーツの後の筋肉痛をやわらげるほか、消化機能を整えて代謝機能をアップするため、肥満を解消してくれるともいわれていますも香り同様、刺激が強いので、マッサージに用いる場合は低濃度で様子を見ながら使うようにします。インドや中国では4000年以上も前から泌尿器疾患や肝臓病の治療に、中世ヨーロッパでは強力な殺菌・消毒作用を活かして食料の長期保存に使われていました。ほかにもホワイトペッパー、グリーンペッパーがありますが、ブラックが香りも強く、ポピュラーです。

ブラックペッパー写真1ブラックペッパー写真2ブラックペッパー精油写真

ブラックペッパーのデータ

学 名
Piper nigrum
英 名
Black pepper
科 名
コショウ科
抽出部分
果実
抽出方法
水蒸気蒸留法
主産地
インド、シンガポール、スリランカ
主成分
α-ピネン、β-ピネン、リモネン、サビネン、β-カリオフィレン
香りのタイプ
スパイス系
香りの特徴
スパイシーで鋭い香り
ノート
トップ
使用上の注意
皮膚刺激や腎臓への刺激があるので、使用量に注意し、あまり頻繁に使い過ぎないように気を付けること。妊娠初期は使用を避ける。

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ブラックペッパーの効果・効能

主な作用

引赤作用、緩下作用、強メ士作用、駆風作用、解熱作用、健胃作用、刺激作用、消化促進作用、消毒作用、制吐作用、鎮けい作用、鎮痛作用、利尿作用

心への作用

この精油は、心を穏やかにし、活力を与えてくれます。心が冷淡になっているときや、無関心、無感動になっているときに効果を発揮します。刺激作用により、鋭敏な感覚を取り戻すことができます。感情を抑えてしまいがちなときに、うまく発散できるように促す働きもあり、フラストレーションを解消するのにも有効です。

精神疲労・集中力を高める

身体の作用

末梢の血管を広げて血流を増やし、局所的に温める作用があります。冷え性の改善に優れた効果を発揮するほか、肩や首のこりをほぐしたり、筋肉痛を緩和したりするのに有効です。胃腸の蛇動運動を活発にして、消化を促進する働きがあるので、消化器系のトラブル解消にも効果的です。

風邪、インフルエンザ・呼吸器系の感染症全般・呼吸器のカタル症状・感染症による発熱・気管支炎・副鼻腔炎、喉頭炎、咽頭炎、口内炎、扁桃炎・便秘・体内の毒素の排出・尿の出をよくする・筋肉痛、リウマチ

肌への働き

血流の量を増大させて、局所を温かくする作用があります。体を温めるので、しもやけの予防・改善に役立つほか、打ち身の治りを早めるのにも効果的です。

打ち身

おすすめの利用法

芳香浴、入浴、トリートメント、ヘアケ

相性のよい精油

レモンやユーカリとのブレンドは、リフレッシュ効果が高まります。心を穏やかにするにはローズとのブレンドが効果的です。グレープフルーツとの組み合わせは、脂肪の燃焼や代謝が高まり、ダイエットのサポートにおすすめです。手の荒れには、フランキンセンスと合わせるとよいでしょう。

特に合う精油

グレープフルーツ、フランキンセンス、レモン

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