消化器系のトラブル改善や、疲れた心を刺激する精油
「スペア」は「槍」という意味。葉の先端が尖っていることから、その名が付きました。古代ギリシャ人はスペアミントを浴槽に入れて沐浴し、強壮剤や香料として利用しました。中世にはロの中を清潔に保つ、歯を漂白する薬剤として使われました。ペパーミントより若干甘い香りで、欧米ではペパーミントよりも広く用いられています。消化器系のトラブル改善や、疲れた心を刺激する作用があります。甘みのあるスーッとした香りは、リフレッシュ効果にも優れており、二日酔いや時差ぼけの頭をクリアにしてくれます。
スペアミントのデータ
学 名 |
Mentha spicata
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英 名 |
Spearmint
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科 名 |
シソ科
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抽出部分 |
葉
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抽出方法 |
水蒸気蒸留法
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主産地 |
アメリカ、中国、インド、カナダ
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主成分 |
カルボン、リモネン、シオネール、ミルセン
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香りのタイプ |
ハーブ系
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香りの特徴 |
爽やかなペパーミントよりやや甘い香り
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ノート |
ミドル
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使用上の注意 |
皮膚を刺激することがあるので濃度に注意する。妊娠中、授乳中の使用を避ける。
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主な作用
駆風作用、健康回復作用、殺虫作用、刺激作用、止痔作用、鎮痛作用、通経作用、分娩促進作用
心への作用
心に疲れを感じたときや、なんとなく頭がすっきりしないというときに心地よい刺激を与えてくれるので、心が元気になり、リフレッシュできます。スーッとした香りが、脳をすばやく活性化してくれるので、眠け覚ましにもおすすめです。
リフレッシュ・ストレス
身体の作用
胃の筋肉をリラックスさせるので、しゃっくりや吐き気を止めるのに効果があります。ほかにも、便秘、下痢など消化器系のさまざまな症状を緩和します。リフレッシュ効果もあるので、二日酔いのときに使えば、胃のむかつきを解消するだけでなく、頭もすっきりします。清涼感のある香りは口腔ケアに適しており、口内炎を治すのにも有効です。
腸の張り、腸内ガスの排泄・便秘・吐き気・食欲不振・腸内ガスの排泄・頭痛・月経痛・分娩の促進・大量月経・口臭
肌への働き
虫刺されなどによる、肌のかゆみを緩和するのに役立ちます。また、かさぶたをきれいに治すのにも有効です。抗菌作用や炎症を抑える働きもあるので、にきびや皮膚炎にも効果を発揮します。
かゆみ・脂性肌・水虫
おすすめの利用法
芳香浴、入浴、トリートメント
相性のよい精油
リフレッシュ効果を求めて使用するなら、柑橘系とのブレンドがおすすめです。脳を活性化させて頭をクリアにしたいときには、バジル・リナロールやローズマリーとの組み合わせがおすすめです。樹木系の香りとも相性がよいです。
特に合う精油
グレープフルーツ、バジル、ローズマリー