ジンジャー

冷えた心と体を温める刺激的な香りの精油

ジンジャーは古くから血行をよくして身体を温める作用が有名なショウガの精油です。スパイシーな刺激とともに心と身体に温かみを与えてくれる香りが特徴です。その香りには、血行をよくして身体を温めるだけでなく、冷えた気持ちを温めて、感覚を鋭くして記憶力を高める働きがあるといわれています。ジンジャーは古くから世界各地で薬剤やスパイスとして利用されてきた歴史があります。中国ではマラリアや去痰、強心剤などに効果を発揮してきました。ヨーロッパでは胃を温め、消化を助けるスパイスとして知られています。ジャマイカ産のものが高品質といわれています。

ジンジャー写真1ジンジャー写真2ジンジャー精油写真

ジンジャーのデータ

学 名
Zingiber officinale
英 名
Ginger
科 名
ショウガ科
抽出部分
根茎
抽出方法
水蒸気蒸留法
主産地
インド、マダガスカル、ジャマイカ
主成分
β-セスキフェランドレン、ジンジベレン、1.8-シオネール、シトロネロール
香りのタイプ
スパイス系
香りの特徴
深くスパイシーな香り
ノート
トップ
使用上の注意
皮膚への刺激があるので、敏感肌の人は低濃度で使用すること。妊娠初期の使用は避ける。香りが強いので使い過ぎには注意を。

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ジンジャーの効果・効能

主な作用

引赤作用、穣下作用、強壮作用、去たん作用、駆風作用、健胃作用、催淫作用、刺激作用、食欲増進作用、制吐作用、鐘けい作用、鎮痛作用

心への作用

ショックや疲労により、無気力になってしまった心を癒し、活力をよみがえらせてくれます。刺激的な香りが感覚を鋭敏にするので、集中力や記憶力の向上にも力を発揮します。催淫作用があるともいわれ、インポテンツなどの性的障害にも有効です。

精神疲労・気分を高揚させる

身体の作用

血行を促進する作用があるので、冷え性の改善をはじめ、腰痛や肩こりをやわらげます。さらに鎮痛作用によって、関節痛やリウマチの症状緩和にも効果を発揮します。また、胃腸の不調を改善するのにも効果があり、食欲がないときや消化不良、二日酔いのときなどにもおすすめです。殺菌・消毒作用や解熱作用、去痍作用により、風邪の初期症状にも効果を発揮します。

鼻水・消化器系の強壮・食欲不振・消化不良・下痢・吐き気・二日酔い・・乗り物酔い・関節炎、リウマチ・ねんざ、筋肉の痛み・性欲を高める・インポテンツ

肌への働き

血液の循環がよくなるので、しもやけの予防や解消に役立ちます。

打ち身

おすすめの利用法

芳香浴、入浴、トリートメント、ヘアケ

相性のよい精油

疲れきった心を癒すには、ローズウッドやジャスミン、シナモンリーフとの組み合わせがおすすめです。脳を活性化して集中力や記憶力を高めたい場合は、ジュニパーベリーとのブレンドがよいでしょう。柑橘系全般のフレッシュな香りとも合わせやすいです。

特に合う精油

ローズウッド、シナモン、レモン

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