料理にも使われるスパイシーでクセのない香りの精油
コリアンダーという名が、ギリシャ語で南京虫を意味する「コリス」からきているように、生葉は「南京虫をつぶしたような」と形容されるほど、独特のにおいを放ちますが、精油は一転、スパイシーでほんのり甘い、官能的な香りです。そのため、化粧品や香水の原料に用いられているほか、シャルトルーズやベネディクテインなどのリキュールの香りづけとしても使われています。コリアンダーは古代から薬剤や香料として、また、料理の風味づけにも利用されてきました。古代エジプトでは幸福をもたらすスパイスと考えられていて、ファラオの墓からはその種子が発見されています。ギリシャ人やローマ人はワインの香りづけに用いたり、インドでは肉の腐敗防止に利用したりされてきました。
コリアンダーのデータ
学 名 |
Coriandrum sativum
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英 名 |
Coriander
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科 名 |
セリ科
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抽出部分 |
種子
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抽出方法 |
水蒸気蒸留法
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主産地 |
ロシア、ルーマニア、ハンガリー、インド、フランス
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主成分 |
ボルネオール、ゲラニオール、リナロール、テルピネオール
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香りのタイプ |
スパイス系
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香りの特徴 |
レモンに似た、スパイシーで甘い香り
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ノート |
トップ
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使用上の注意 |
皮膚を刺激することがあるので濃度に注意すること。
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主な作用
駆風作用、健胃作用、刺激作用、浄血作用、鎮静作用、鎮痛作用、デオドラント作用
心への作用
刺激作用などにより、疲れたときに気持ちを高揚させ、集中力をアップさせます。
神経衰弱・気分を高揚させる・記憶力の強化・リフレッシュ
身体の作用
健胃、駆風作用などにより、お腹にたまったガスを出し、消化器系のさまざまな不調に働いて消化不良や食欲不振を改善します。刺激作用などにより、血行をよくして身体を温め、体内の毒素や老廃物を排出します。血行がよくなることで、痛みをやわらげるます。
腸内ガスの排泄・体内の毒素の排出・胃けいれん関節炎、リウマチ筋肉のけいれん・体内の毒素の排出・身体疲労・血行不良
肌への働き
抗菌作用によリデオドラント効果があります。
デオドラント効果
おすすめの利用法
芳香浴、マッサージ
相性のよい精油
樹木系、樹脂系
特に合う精油
レモン、サイプレス、シトロネラ